概要
最近はMicrosoft365がメジャーになってきましたが、組織によってはライセンスを購入してインストールしている所も多いと思われます。
今回はオフラインでインストールした際に、「Microsoft 365 と Office にはインストールディスクが必要です」と表示された場合の切り分け手順を一つ書いていきます。
本記事はインストーラを自分で作成していなく、第三者から渡された場合の切り分けとなります。

検証環境
- Windows10環境
- インストールするバージョンは2024
- 旧バージョンはアンインストールされていること
- 管理者アカウントで実施
- インストーラーは第三者から渡されている
- オフラインインストールを実施
インストーラの再作成
① ツール確認、不要フォルダ削除
- setup.exe、Officeフォルダ、Configuration.xmlが存在することを確認する
- Officeフォルダを削除して[C:\Program Files (x86)\Microsoft Office]に配置する
② 以下のコマンドを実行して、インストーラーを再作成します
> cd "setup.exeが格納されているフォルダ"
> setup /download configuration.xml
※Officeフォルダが作成されます
> setup /configure configuration.xml
以上です、
旧バージョンが入っていると失敗するため気を付けてください
備考
インストーラーは自分で作成する方もいれば、お客様や担当から渡される方もいると思います。
渡されたインストールのofficeフォルダにはインストール先の情報が含まれているため、渡す側がインストーラーを作成した端末と、自分がインストールする端末のOSのバージョンが違ったりすると今回のような事象が起きるようなので、切り分け手順として残しておきます。